運輸局の監査

 トラック協会の適正化事業部から来る巡回指導と運輸局から来る監査を一緒にすると、痛い目を見ることになりますので、よくご注意下さい。当然運輸局から来る監査の方が厳しく、不適切な部分があれば直接行政処分へと繋がります。(だからと言ってトラック協会の巡回監査を甘く見ていいという訳ではありませんのでご注意を・・。)

 各種届け出の確認から、点呼記録や日報、点検整備記録、運行指示書、車両台帳、運転者台帳、就業規則等、チェックが必要な書類は全て内容を確認し、書類が整備されていなかったり、労働時間や運転時間など、不適切な内容があればどんどん違反点数が加算され、重い場合は事業停止、最悪の場合は許可の取り消しという可能性もゼロではありません。

 

 そういった最悪のケースを避けるためにも書類の整備や日々の日報・点呼記録簿への記録は、重要です。また、運輸局からの監査は告発や通報及び重大事故・違反をきっかけとして突然来るケースが多いので、事前に書類準備をする余裕などないケースが殆どです。

 また、書類上だけで作成したりすると内容に矛盾が出てきたりする為、相手はプロの監査官なので鋭い指摘を受けることになり、その場凌ぎの対応は大変危険です。

 

 そうならない為に、結局は日頃から必要な記録や書類の整備は習慣づけて行う事が必要となってきます。

 普段から行っていない方は、どんな書類や記録が必要かを理解出来ていなかったり、忘れてしまったりしがちですので、本格的に取り組みたいという方は、一度当事務所までご相談下さい。