平成２５年時点でのＧマーク認定事業者数のの推移です。 事業所数で19,257件の取得で、全体の23.0％にまで達しました。
トラック協会は、更にGマークの認知度を上げるため、各新聞紙へ広告の掲載・荷主様に向けた資料の配布等、力を入れて活動をしています。
申請数の増加を考慮すると、「４社に１社はＧマークを取得している」という流れになってきています。
さらに、【引越事業者優良認定制度】では原則としてＧマークを取得している事が条件の一つとなっており、ますます取得の重要性が増しています。
こうなれば、取得していない運送会社は「なぜ取得していないんだろう？」と思われる可能性が高くなります。「Gマークを取得していない＝重大事故を起こしている可能性がある・運行管理がきちんと出来ていないのではないか」などのイメージを抱かれてしまうことが、無きにしも非ずです。そのイメージから「事故や急な車両停止・事業停止になられては困る→Gマークを取得している会社に仕事を依頼しよう」ともなりかねません。
「Ｇマークを取得していなければ、事業が継続できない」というのは極端ですが、Gマーク等の制度に積極的に取り組む経営者様は、常にアンテナを張り、時代の流れをよく見て、経営に対して前向きに取り組まれている、という傾向が多く見受けられます。このような経営者様は、得てして、現在の厳しい運送業界の環境の中でも、時代の変化に合わせて柔軟に適応されています。
昔のままのやり方・考え方に固執して「今、するべきこと」を怠ったってしまったり、環境の変化を嫌っていては、いずれ時代の波に飲まれてしまいます。
数年前に大きな問題となった「高速バス事故」や「踏切事故」等についても、『会社の運が悪かっただけ』『どの会社も同じようなものだ』といった声が聞こえてきましたが、それだけでこの問題を終わらせていては、いずれご自身の身にも降りかかってしまうことになるでしょう。コンプライアンスが重要視され、働き方改革が叫ばれる昨今、是非とも危機意識を持ち、前向きな姿勢でGマーク認証の取得に取り組んでいくことをおすすめいたします。Gマークの取得に向け、当事務所もしっかりサポートさせていただきます！一緒に頑張りましょう！
◆Gマーク審査の内容
Ｇマークの審査は、トラック協会の巡回指導・運輸局の監査と、チェックする書類等、基本的な部分は同じです。
各種届出関係・社会保険加入状況・日報・点呼記録・適正診断・健康診断・車両整備状況・運行管理・労務管理等、主に「事故防止の為」に必要な体制や措置を取っているかどうかに重点が置かれています。また、連続運転時間・休憩時間・休息時間が適切かどうか、記入の方法が適切か（記入漏れが無いかか）どうかも中心にチェックされていきます。
◆大切なのは「適切」であること
行政書士に依頼せず、ご自身で申請した場合によくお聞きする失敗談や、当事務所が依頼を受けて実際にお目にかかるケースとしては、「誤った認識・曖昧な知識」を、ご自身では正しいと思って行っていたため「適切」ではなく、減点されてしまった、というものです。
当事務所では、各社で実際に監査に立ち会った経験も踏まえ、同様の項目表を基に、一つづつ「適切」かどうかをチェックして、改善へのコンサルティングを行っていきます。
◆よくある失敗のポイント
特に多い失敗のポイントとしては、「安全会議や研修の内容・議事録の不備」「事故防止マニュアルの項目が不適切」等が上げられます。中には運輸安全マネジメントへの取り組み方が不適切だった為に、あと２点足りずに、泣く泣くその年での取得には至らなかった会社様もいらっしゃいました。「正しい理解」が「適切な施策の実施」へ繋がり、Gマークの取得へ道のりの第一歩となります。
◆もっと詳しく…
Ｇマークの申請や資格についてもっと知りたい方はこちら のページをご覧くださいませ。
■スポットでのサポート（少し相談したい・一部だけ協力してほしい等）をご希望の場合…
Gマークの取得・巡回指導監査については、ほとんど理解している・取り組めているつもりだが、不安なので少し相談したい・一部だけ協力してほしいというご要望の方は、経営支援ネットワークサービスをご利用くださいませ。
■本格的なサポートをご希望の場合…
Gマークの取得・巡回指導監査について本格的なサポートをご希望の方は、当事務所のグループ会社である「株式会社T-LAC」にて承ります。月に1～3回ご訪問し、現状の問題点・今後の課題を抽出していきます。詳細はこちらのページをご覧くださいませ。
報酬額 350,000円～
・上記は税抜価格です。
・スポット（簡単なご相談等）でのサービスのみもご対応いたします。別途お見積りをお出しします。
まずはご連絡くださいませ。
・車両台数30台以上から、追加料金が発生いたします。
